【追記あり】 記事公開後、ディーラーで実車確認したら、自分の思い込みで間違ってた箇所が複数見つかった。恥ずかしいけど、取り消し線で残して訂正する。これこそ前回記事のテーマ「みんな〇〇だから、で済ませるな」の生きた実例やからな。
「マットガンブラック/リムエッジDC(MK) のインセット+45ですと、1台分在庫ございました」
欠品やと思ってたG025が、生きてた。
前回の記事で俺はこう書いた——「みんな履いてるから大丈夫」は監査証拠として何も証明してへん。一次情報を直接取りに行って、数字で突き合わせて初めて合理的確証が得られる、と。
そして「メーカーへの直接確認という最終手続はまだ執行してへん」と白状して記事を終えた。
各ホイールの耐荷重(1本あたりの最大負荷能力)をマルゼンに直接確認した結果がこれや。
一輪実荷重約525kgに対して
+175kgのマージン
一輪実荷重約525kgに対して
+175kgのマージン
※来年1月頃入荷予定
一輪実荷重約525kgに対して
実はG025は欠品情報があって、一度候補から外れかけてた。ところがマルゼンに直接確認したら「マットガンブラック/リムエッジDC(MK)のインセット+45が1台分在庫あり」という返答が来た。
そしてもう一つ、この問い合わせで気づいたことがある。マルゼンの担当者の対応が、めちゃくちゃ丁寧やった。
在庫確認だけやなく、候補3品目すべての耐荷重を一つひとつ調べて答えてくれた。聞いてへんことまで気を利かせて教えてくれる対応——これ、当たり前のようで、なかなかできることやない。
耐荷重の数字がクリアやったことと、丁寧に答えてくれたこと。この2つが揃ったから、G025をマルゼンで買うと決めた。「信頼できる相手から買う」という判断も、立派な監査証拠の一部やと思う。
ウェブの在庫表示だけを見て「欠品やから諦める」という判断をしてたら、この選択肢は消えてた。直接確認したからこそ、一台分の在庫という「事実」が表に出てきた。
「表示されてへん情報が、確認したら出てきた」——これ、監査の現場でもしょっちゅう起きることやねん。
オプションなしで再見積
ジャックス審査通過
ハブリングとナットは別途自分で用意する。タイヤ(グラントレック PT5)は今回キャンセルし、ホイール単品での注文に変更した。当初オプション込みで407,220円やった見積もりは、オプションを外したことで378,400円(送料込)まで下がった。
注文内容を「ホイール単品・ショッピングクレジット」に変更したことで、ローンは再申し込みになった。けど、ジャックスの審査はあっけないほど早く通った。信用情報がきれいやと、こういうとこで報われるんやなと実感した。
支払いは12回の無金利分割を選んだ。一括で払えん額やないけど、金利ゼロで借りられるなら、手元の現金はわざわざ減らさんほうがええ。金利のコストがかからん借金は、急いで返す理由がないからや。この感覚、ハマると癖になるで。
面白いのは、当初はVMFにタイヤをセットで組む構成やったのが、最終的に「ホイール単品+純正アレンザ移植」に化けたことや。新車に付いてくる純正タイヤ(アレンザ)をそのままG025に移植すれば、タイヤを新規購入せんで済む。タイヤ代がまるごと浮いて、その分がG025の鍛造ホイールに化けた——結果的にそういう資金の流れになった。
しかも惚れたVMFに匹敵する700kg、価格は当初より下がり、在庫は一台分だけ残ってた。
運命、と言うたら大げさやろか。でも買い物のプロセスは、ときどきこういう物語めいた帰結を見せる。
ホイールが決まっても、話はそこで終わらん。むしろ細部に、次の小さな問いが無数に潜んでる。そして——この「細部」で、俺は派手にやらかした。
ナットのピッチ:国産でもメーカーによってネジのピッチが違う。スバルはM12×P1.25。トヨタ・ホンダ系のP1.5とは別物で、知らずに買うと物理的に入らん。命を留めるたった数個の部品が、ピッチひとつで凶器にもなる。
俺は「スバル車やからM12×P1.25」やと、ブランドだけで決めつけてた。ところがディーラーで実車確認したら、ピッチは P1.5。スバルの伝統的なP1.25やのうて、トヨタ規格やった。
理由は、トレイルシーカーがトヨタとの共同開発EV(プラットフォームはソルテラ/bZ4Xと同系)やから。TPMSセンサーがソルテラと同一品番やったのと同じで、足回りもトヨタEV系の規格を引き継いでる。
もしP1.25のナットを買うてたら、入らんか、最悪ネジ山を潰してた。——「スバルだから」で済ませた俺は、まさに前回記事で自分が戒めた「みんな〇〇だから」の罠に、自分でハマってたわけや。お恥ずかしい。現物確認、ほんま大事。
ハブリング:社外ホイールのハブ穴径は汎用性を持たせるため大きめに作られてることが多い。G025も同様で、トレイルシーカーのハブ径との隙間を埋めるリングが必要になる。これがないとナットだけで芯を出すことになり、2トン超の車重が偏心したまま高速回転するリスクがある。省いていい部品やない。
これも「スバルやから56.1mm」と思い込んでたけど、ディーラー確認では純正ハブ径は約60mm。これまたトヨタ規格や。だからハブリングは
TPMS(空気圧センサー):タイヤに組み込む作業はどこでもできる。けど車への「ID登録」には専用ツールがいる。組める店と、登録できる店は、イコールやない。この「できる」の範囲を取り違えると、警告灯が点きっぱなしになる。
鍛造は、経年劣化に強い。金属の組織が緻密で、繰り返しの荷重にもへたりにくい。大事に乗れば、車を乗り換えても履き継げる。一生モノになりうる。
ただし、硬さゆえに、一点への強烈な衝撃には粘らず割れることがある。よく切れる刃ほど、欠けやすい。
俺が選んだ一枚も、そんなふうに長く付き合える相棒になってくれたらええ。手をかけ、丁寧に扱い、ときに傷を直しながら、何年も。
前回の記事で「問いを立てられたことが一番の収穫」と書いた。今日、その問いに答えが出た。
一次情報を直接取りに行ったことで、欠品やと思ってたG025の在庫が見つかり、3候補の耐荷重が数字で確認でき、「適正意見」を表明できる根拠が揃った。ローンも通り、タイヤ代は浮き、足回りの細部も一つずつ潰した。
そして——耐荷重の数字も、ナットのピッチも、ハブ径も、あとから訂正が入った。「数字で確かめた」と胸を張った同じ口で、ブランドの思い込みで足回りの規格を間違えてた。情けない話や。けど、これこそが「確かめる」ことの本質やと思う。一度確かめたら終わり、やない。確かめ続けて、間違ってたら直す。監査も、勉強も、たぶん人生も、それの繰り返しや。
「みんな履いてるから大丈夫」という弱い証拠に頼らず、数字で直接突き合わせる——この手続を実際にやり遂げた。そして自分の思い込みすら、現物確認で正された。監査論で学んでることが、日常の買い物で本当に使えることを、身をもって体感した。
CPA試験に向けて勉強してるこの時間は、決して無駄やない。「正しく疑って、正しく確かめる」——その刃は、他人だけやのうて、自分の思い込みにも向けなあかん。それが今回の、一番の学びやった。
直した。G025、納車を待つ。
トレイルシーカーに履かせる日が楽しみや。
明日を俺の力で(Asuore)